パーパスTES暖房給湯器を掲載開始

関東地方も梅雨入りしまして、雨の日が増えて参りました。

暑い日と肌寒い日が交互にやって来て、体調を崩さないように気をつけないといけない時期ですね。

 

さて当店でもお問合せの多いTES暖房給湯器ですが、好評の「パッケージ価格」ラインナップにXT(パーパス㈱製)モデルを追加いたしました。

 

現在は㈱ノーリツのFTや㈱ガスターのIT、パナソニック(旧ナショナル時代)のATやサンヨーのDTといった頭文字の付いたメーカー製機器が多数を占めているTES暖房給湯機器ですが、

静岡県富士市に拠点を持つパーパス㈱(元・高木産業㈱)も有力な機器サプライヤーの一つにあげられます。

 

元々ガス機器製造については60年余りの歴史があり、中でも新技術の開発力にかけては現存メーカーの中でも際立っています。

例えば省エネガス機器の代名詞「エコジョーズ」。今やすっかり一般化しているこの技術を最初に開発したのがパーパスです(「三方弁ドレン切替システム」含む)。

それまでただ捨てていた排気ガス中の熱エネルギー(潜熱)で水を予熱、加熱に使うガスの消費量を減らし、実に10~15パーセント(給湯)という高い熱効率の改善をもたらすシステムを確立。

今まで通りお湯を使いながらガス代の節約のみならず、地球温暖化の抑制にも貢献できる製品で、国やガス会社のバックアップもあり現在では戸建住宅、マンション問わず新築時から標準設置されるほど普及しているのは皆様もご存知の事と思います。

 

前置きが長くなりましたが、その㈱パーパス製のTES熱源機器を当店標準施工とした場合の お取替えパッケージ価格を設定させていただきました。

こちらも東京ガス認定機器になりますので、設置後は東京ガスの有料メンテナンス契約へのお申し込みが可能です(基本10年、最長15年)。

国内工場で生産された、末永く活躍できる確かな品質の製品、ご検討いただければ幸いです。

 

なお、コンパクトタイプやスリムタイプ以外の機器についてはTESの標準サイズ(高さ750×幅480)のため基本的に互換性がありますが、給排気環境や扉形状など諸条件がございますので実際のお見積時には必ず現調確認(無料)にお伺いさせていただきます。予めご了承下さい。

(パーパス独自の「1缶3水路方式」熱源機につきましては、※印の事項を一読頂きますようお願いいたします)

 

本日も当店ブログをお読み頂き、誠にありがとうございます。

 

※「1缶3水路式(高温水分配式)」についての補足

「1缶」とは内蔵の一つのお釜(バーナー)で、給湯・追い焚き・暖房の3水路分の熱交換をまかなう方式の事です。

原理としては暖房用の高温水を作り、それによって追い焚き、給湯用温水出湯それぞれを間接加熱で行う方式です。最大ガス消費量を抑え、更なる省エネ化を実現できますが、給湯と暖房の同時使用において給湯能力が最大17号相当に制限されます(給湯単独使用では最大24号の出湯が可能です。同時使用の場合でも暖房能力の低下は小さいです)。

端末が床暖房1系統程度+浴室暖房までで、単身もしくは少人数家庭のマンションや戸建て住宅にマッチする性能となっております。

 

暖房使用時においても余裕の有る出湯能力をお求めのお客様、現在お使いのTES暖房給湯機24号相当と同等以上の性能をお求めのお客様におかれましては、

より一般的な2缶3水路式の同社XT4214ARSAW3CUなど、もしくはIT、FTの機種をお選び頂きますようお願い申し上げます。